鼠径ヘルニアの内視鏡手術とは?|東府中消化器内視鏡クリニック

外科

こんにちは。
東府中駅徒歩3分の【東府中消化器内視鏡クリニック】です。

内視鏡とはカメラが先端についているチューブのことで、内視鏡を体の中に入れ、カメラが捉えた映像を見ながら検査や治療などを行います。
鼠径ヘルニアの治療には内視鏡手術が適応されることもあり、本記事ではその手術の流れや特徴を解説します。

 

鼠径ヘルニアの内視鏡手術の流れ

鼠径ヘルニア治療の内視鏡手術は、一般的に下記の手順で行われます。

1.腹部に数カ所5mm~10mm程度の孔を開ける
2.手術用の内視鏡と、細い鉗子を2本それぞれの孔から挿入する
3.お腹の中(腹膜の内部)からヘルニアの部位を確認する
4.ヘルニア部位の周りを剥離しヘルニアの穴をメッシュで塞ぐ

鼠径ヘルニアの内視鏡手術には、大きく分けるとTAPP法とTEP法の2種類があります。
TAPP法は上記の流れに示したようにお腹(腹膜)の中からヘルニアの部位を確認するのに対し、TEP法はお腹の外からヘルニアの部位を確認し手術をします。
なお、TAPP法はお腹の中で行われるため、鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術はTAPP法を指すことがあります。
TAPP法とTEP法、どちらが適切かは鼠径ヘルニアの状態によって異なります。

 

鼠径ヘルニアの内視鏡手術の特徴

鼠径ヘルニアの治療における、内視鏡手術には下記の特徴があります。

●手術時の傷が小さい
●手術後の痛みが軽い
●手術後の回復が早い
●日帰り手術が可能
●早く日常生活に復帰できる

内視鏡手術最大の特徴は、手術時の傷が小さいことです。
鼠径ヘルニアには、切開法と呼ばれる患部の上部を切開して手術する方法もあります。
切開法の場合、ヘルニアの様子にもよりますが約30mm~40mmの傷ができます。

 

内視鏡手術の特徴

内視鏡手術とは、医療機器である内視鏡を用いた手術で、鼠径ヘルニアの治療のようにお腹の手術に用いる内視鏡は、腹腔鏡と呼ばれることもあります。

内視鏡手術の特徴には、下記が挙げられます。

●手術の傷が小さいので手術後の痛みが軽い
●手術の傷が小さいので、見た目への影響が少ない
●内臓が空気に触れないため、胃腸の回復が早く術後の食事の摂取がスムーズ
●手術後の回復が早い
●手術後の癒着が少ない
●すべての症例には対応していない
●全身の状態によっては内視鏡手術は適さない
●手術には熟達した技術が必要

 

内視鏡検査・治療は東府中消化器内視鏡クリニックへ

当院では、内視鏡を用いた検査や治療を行っています。
また、提携クリニックにて鼠径ヘルニアの日帰り手術も実施しています。
消化器に関するお悩みや困りごとは、当院にご相談ください。
下記ページでは、当院の内視鏡検査・治療について解説しています。

 


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