こんにちは。
東府中駅徒歩3分の【東府中消化器内視鏡クリニック】です。
鼠径ヘルニアとはいわゆる脱腸のことで、腸や腹膜が足側に出てしまった状態です。
本記事では鼠径ヘルニアの原因や症状、治療方法を解説します。
鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアとは、腸の一部や腹膜が鼠径部の皮膚の下に出てしまった状態です。
鼠径部とは、足の付け根部分のことです。
ヘルニアというと腰痛を伴う椎間板ヘルニアがよく知られていますが、ヘルニアは体組織が本来の位置からはみ出した状態を指します。
鼠径ヘルニアは、中高年の男性に発症することが多く、年間約15万もの人が手術を受けており男性の3人〜4人に1人が発症すると言われているため、よくある症状だと言えます。
鼠径ヘルニアは症状が見られる箇所によって、外鼠径ヘルニア・内鼠径ヘルニア・大腿ヘルニアの3種類に分けられます。
外鼠径ヘルニアは男性、大腿ヘルニアは女性に多いと言われています。
鼠径ヘルニアの症状
鼠径ヘルニアの症状には、下記が挙げられます。
●立ち上がる・腹部に力を入れるなどで足の付け根(鼠径部)がふくらむ
●鼠径部にふくらみがあり、違和感・不快感・つっぱり感・軽い痛みがあるものの強い痛みはあまりない
●ふくらみやしこりは、体を横にする・押さえるなどでもとに戻る
鼠径ヘルニアの症状は、日常生活にあまり支障がなく見逃されがちです。
しかし、自然治癒することはなく、放置するとふくらみが大きくなったり、嵌頓状態になり腸が壊死する状態になったりするおそれもあります。
鼠径部にふくらみやしこり、違和感などがあったら消化器外科や外科を受診しましょう。
鼠径ヘルニアの原因
鼠径ヘルニアは、下記が原因と考えられています。
●加齢により、筋膜が弱くなる
●立ち仕事やしゃがみ仕事により鼠径部に圧力がかかる
●重たいものをよく持ち上げる
●便秘症、前立腺肥大の方
●よく咳をする
●肥満体質
●多産、出産後
●生まれつき(乳児期に鼠径ヘルニアを発症)
鼠径ヘルニアの治療方法
鼠径ヘルニアは、手術で治療します。
鼠径部切開手術か、腹腔鏡手術のどちらかです。
いずれの手術でも、ヘルニア部分を含む鼠径部全体をメッシュで覆う方法や、ヘルニア部分に栓をする方法などが取られます。
切開手術と内視鏡を用いた手術は、鼠径ヘルニアの部位への達し方と、切開するときの大きさや切開箇所の数が異なります。
内視鏡検査・治療は東府中消化器内視鏡クリニックへ
当院では鼠径ヘルニアの日帰り手術として、連携クリニックにて腹腔鏡手術を行っています。
鼠径ヘルニアかもしれないと不安な方は、当院へご相談ください。
下記ページにて鼠径ヘルニアとその治療法を解説しています。
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